こんばんは、しゃーろです。
初級10レッスン構成マップです。
中級と上級はこちら。

| レベル | 教え方の軸 | 生徒の目標 | 教材スタイル |
|---|---|---|---|
| 初級 | 聞いて真似・イメージ中心 | 単語・動作を“感覚で理解” | 絵・動画・ジェスチャー |
| 中級 | 話す・質問する・反応する | “自分の意思を伝える” | シチュエーション+音声練習 |
| 上級 | 自由トーク・文化・感情表現 | “自然で深い会話” | トピック・ストーリー・価値観 |
🌸 初級10レッスン構成マップ
🎯 目的:
「日本語の音・リズム・感覚」を、文法なし・文字なしで体に染み込ませる。
各レッスンで3〜5個の動詞+形容詞+簡単な会話表現を“イメージと音”で自然習得。
🗓 レッスン全体構成
| レッスン | テーマ | 学ぶ動詞/形容詞 | 主なシチュエーション | 習得ゴール |
|---|---|---|---|---|
| ① 自分の基本動作 | 食べる・飲む・寝る | たべる/のむ/ねる | 食事・休憩の場面 | 基本の動詞と語感を体に入れる |
| ② 生活の動き① | 行く・来る・帰る | いく/くる/かえる | 家・学校・会社の移動 | 行動の流れを自然に口に出せる |
| ③ 感覚・感情 | 暑い・寒い・楽しい | あつい/さむい/たのしい | 季節・気分の話 | 感情表現+比較の感覚を体で理解 |
| ④ 生活の動き② | 見る・聞く・話す | みる/きく/はなす | 会話・観察・授業 | リスニングと模倣力の強化 |
| ⑤ 日常の行為① | 買う・使う・持つ | かう/つかう/もつ | スーパー・お店 | 動作+物の関係を理解 |
| ⑥ 日常の行為② | 作る・食べる・あげる | つくる/たべる/あげる | 料理・プレゼント | “人→物”の動作の流れを体感 |
| ⑦ からだの動き | 走る・歩く・座る | はしる/あるく/すわる | 公園・学校 | 命令・動作描写を自然に発話 |
| ⑧ 気持ちとリアクション | うれしい・かなしい・おいしい | うれしい/かなしい/おいしい | 感想・感情の共有 | 表情と音で感情表現を習得 |
| ⑨ 毎日のルーティン | 起きる・働く・休む | おきる/はたらく/やすむ | 1日の流れ | 時間感覚+行動の連続を理解 |
| ⑩ まとめ&会話 | 復習+自由会話 | 全レッスン復習 | カフェ・友人との会話 | 自然な会話の流れで発話できる |
💡 教授のコア構造(全レッスン共通)
- 🎧 リスニング&模倣(10分)
教師の発音・ジェスチャー・映像で動詞や形容詞を提示。
👉 生徒は真似して発話。文字なし。 - 🎲 イメージ反応ゲーム(10分)
例:「食べる?飲む?」→ 生徒がジェスチャーで答える。
(「正解・不正解」より「反射的反応」を重視) - 🎭 シチュエーション演技(15分)
写真・動画・イラストを使い、状況に合わせて発話。
例:スーパーで「これください!」、公園で「はしる!」 - 🗣 リアル模倣トーク(10分)
教師と自然な短いやり取り。
→ 教師が時々「昨日より暑いね」「いいね〜!」など自然な文を混ぜる。 - 🌱 クールダウン&復習(5分)
今日使った音・リズムをもう一度ゆっくり繰り返す。
📖 進行の考え方
- 各レッスンで扱う動詞・形容詞は3〜5個程度。
- 「シチュエーションを先に設定」→その中で動詞をピックアップ。
- 形容詞・比較は文法としてではなく、状況描写や感情共有として自然に混ぜ込む。
- 同じ単語でもレッスンをまたいで繰り返し出す(=音の再定着)。
🌈 学習者の成長段階イメージ
| 段階 | 生徒の反応 | 教師のフォーカス |
|---|---|---|
| 1〜3回 | 聞いて真似する | 音・発音・リズム定着 |
| 4〜6回 | 反応できる | リアクション・ジェスチャー連動 |
| 7〜10回 | 自分から言える | 会話のテンポ・自然な表現 |
🎁 補足アイデア
- 各レッスンに「キーワード音声ボード」(Canvaスライド上の音声ボタン付き)
- 「感情カード」(笑う・怒る・悲しい など表情付き)
- 「イメージトークチャート」(3枚連続イラストでストーリー発話練習)
Lesson 10:まとめ&会話
― 「話せる!を実感する回」 ―
🌱 レッスンの目的
| 目的 | 内容 |
|---|---|
| ① 習った動詞・形容詞を“自分の言葉”として使う | 自分の生活や感情を日本語で言えるようにする |
| ② 文を作るより「伝わる」を重視 | 文法の正確さより、イメージと音で表現する力を育てる |
| ③ 自信と達成感を与える | 「できた!」という感情を体に残す |
🧩 構成イメージ(4セクション構成)
| セクション | 内容 | 使用スキル | H5P機能例 |
|---|---|---|---|
| ① ウォームアップ | 過去のレッスン語彙のリズム復習(動画・音声) | 聞く・まねる | AudioまたはDrag-the-words |
| ② ミニストーリー動画 | 映像を見て内容を選ぶ(3〜4場面) | 聞く・理解する | Interactive Video |
| ③ 自分の1日を作る | 「朝→昼→夜」などを選び、自分のルーティン文を組み立てる | 話す・考える | Branching Scenario or Dialogue Cards |
| ④ 発話チャレンジ | 自分の声で「わたしの1日」を話す・録音 | 話す | Speak the Words + Record Audio |
🌅 詳細設計案
🟦 セクション①:ウォームアップ(リズム復習)
目的:音とテンポで復習し、口を“ウォームアップ”させる。
動画例:
🎵「たべる・のむ・ねる!/いく・くる・かえる!」
🎵「たのしい・さむい・おいしい!」
学習者はリズムに合わせて口に出す。
→ 動詞の音を再び「感覚的」に呼び戻します。
🟩 セクション②:ミニストーリー(理解フェーズ)
目的:学習した表現を**“文脈の中”で再確認**する。
例:
- Scene 1:朝 → パンを食べる 🍞
- Scene 2:昼 → コーヒーを飲む ☕
- Scene 3:夜 → ベッドで寝る 🛏️
学習者は動画を見て「どの場面ですか?」を選ぶクイズ形式。
→ **助詞・語順・意味を“無意識で整理”**できるようになる。
🟨 セクション③:自分の1日を作る(アウトプット準備)
目的:自分の生活に日本語を結びつける。
H5P構成例:
- 「朝」「昼」「夜」などのボタンを押すと、食べ物・飲み物・動作を選択できる。
- 選んだものをもとに、自分の“日本語1日文”を自動生成。
例:
朝、パンを食べる。
昼、コーヒーを飲む。
夜、ねる。
→ 「日本語で自分を表現できた!」という達成感を作る。
🟥 セクション④:発話チャレンジ(音声出力)
目的:自分の声で日本語を“定着”させる。
流れ:
- モデル音声(あなたの声)を再生。
例:「朝、パンを食べます。昼、コーヒーを飲みます。」 - 学習者が録音ボタンで自分の声を録音。
- モデルと聞き比べる。
- 「Good job!」「Nice rhythm!」などのコメント表示(H5Pフィードバック)。
→ リスニング→発話→自己評価の循環が完成します。
💬 教師としての関わり方(動画ナレーション例)
あなたの語り口として、以下のようなナレーションスタイルが合います:
「いままで、たくさん日本語を聞きましたね。」
「今日は、“あなたのことば”で話してみましょう。」
「まちがえてもOKです。声を出して、日本語を感じましょう。」
👉 「評価」ではなく「共感」を重視。
→ これにより、学習者は“日本語が好きになる体験”を得られます。
🌈 最後の演出(感情の記憶を残す)
学習者が最後に:
「できた!」
「楽しかった!」
と感じる演出を入れると記憶が定着します。
例:
- 🎉 「あなたの日本語、すばらしいです!」の音声+拍手エフェクト
- 🌸 「次は日本で話してみましょう」メッセージ
- 📜 「あなたの1日」日本語文を表示して、保存・シェアできる(HTMLブロックでも可)
🧭 Lesson 10 のゴール
| スキル | 到達目標 |
|---|---|
| 聞く | 文脈の中で動詞・形容詞を理解できる |
| 話す | 簡単な日常表現を自分で再現できる |
| 感じる | 「伝わった」「わかった」を実感する |
| 自信 | 「私は日本語を話せる!」という成功体験を得る |
✨ まとめ
Lesson 10は「学んだことを思い出す回」ではなく、
「自分の日本語を見つける回」にするのが理想です。
あなたの教材設計(音+映像+録音)は、
まさにそれを実現できる構成です。
